2013.03.13.(Wed)
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3/9〜11、俺の嫁の生まれ故郷長崎・佐世保に行ってきました!あーもうすっごいよかった!人が優しくてごはんがおいしくて見たいものいっぱいあっていいところだった! ということで恒例のレポートです。
■1日目(3/9)
遠方から来ることりさんとは、例によって例のごとく一旦大阪で集合して、行きの便の出発地である神戸空港へと向かいました。あのですねー!空港へ行くポートライナーからはねー!川崎の神戸造船所が見えるんですよー!神戸川崎って言ったら榛名ちゃんの故郷ですよー!神戸から長崎に行くとか、も、もう……やばい……(息絶え絶え)ってなりながら(ひとりで)、一路空港へ。 朝ごはんの後、展望デッキに上がったんですけど、飛行機見るとテンション上がるー!空港久し振りだったんで余計に。搭乗してからも、窓際の席を取ったので、眼下の風景を眺めてずっとそわそわしてました。子供か。 神戸から長崎までは1時間程度のフライトです。到着してから空港出れるまでに時間かかるよ、って言われてたんだけど、そんなこともなく、手荷物も預けていなかったのでするする出ることができました。
空港からはバスで佐世保へ。こちらは約1時間半。 とうとう!来ました!佐世保!金剛型好き的に、四隻とも所属したことのある佐世保はもう聖地だよねっていう(比叡は途中で横須賀へ転籍、逆に金剛・榛名は横須賀から転籍してきた)。あとわたしの霧島はずっと佐世保だよ❤
まずはお昼ごはん、ということで佐世保で有名らしいレモンステーキを食べに行きました。駅から近めのところ、ということで、佐世保の観光案内のHPに載ってたカフェを選んで早速注文したんだけど、一回オーダー聞いてもらった後で、店員さんが「レモンステーキはお昼にはやってないんですよ」と。レモンステーキ目当てだったんで、それだったらすみません、と店を出ようとしたら、奥から「できるよ」って声が。お昼のメニューにはなかったんだろうけど、作ってもらえることになりました!食べてみたら、すっごく酸っぱかったー!いや、ほんのり酸味くらいかな?って思ってたの。ガチレモンだった。写真でよく見るオーソドックスなレモンステーキとは違う感じだったので、お店のアレンジもあったかもしれない。
その後はできるだけ海沿いを歩いて、一本手前で曲がっちゃって迷ったりしつつ海自の艦艇一般公開へ。普段は護衛艦を公開してるところがその日は掃海艇で、掃海艇は阪神基地隊でも定期的に公開してるのでちょっと残念だな〜って思ってたんだけど、実際見学してびっくりしたのが、ちゃんと見学者について全部説明してくれること!だって、普段見学する時って、聞きたいことがあったら人を捕まえて質問する、って感じだもん。 説明してくださったのは補給科の方で、航海科なんかは航海してる時だけ忙しいけど自分達はずっと忙しいよ、ということを仰ってました。ごはんは毎食要るものね……。それに掃海艇は小柄なのでめちゃくちゃ揺れるらしい。波も艦橋の辺りまで来るとのこと。あと20mm機関砲の照準覗かせてもらった。目視なんだね!?
それと!二日前の3/7に就役したばっかりの!てるづきが!いました!!中は見学できないものの、岸壁からは自由に撮影できて、あと、色々作業されているところも眺めてました。「てるづき」は霧島の最期を看取った「照月」と同じ名前繋がりから気になっていた。秋月型からの防空駆逐艦の系譜かっこいい。あと、新品だし何処もかしこもぴかぴかしてるし。今後横須賀に配備だから、こんなに近くで気軽に見れることはなかなかないかもしれない……。
他にも「じんつう」とか「さわぎり」、あと、別の岸壁にも色々おふねがいたんだけど、遠くてよくわからなかったな〜。
お次は「海上自衛隊佐世保史料館(セイルタワー)」へ。行くのにタクシー使ったんだけど、長崎弁聞き慣れなくって時々「?」ってなってた。言葉自体はそんなに違わなくても、イントネーションの違いだけで頭がうまく認識しなくてわからなくなる時あるね。
閉館まであまり時間がなかったので駆け足での見学になってしまったけれど、これはタクシーの運転手さんが言っていたとおりたっぷり見る時間必要だわ!そして写真撮影禁止なのが惜しまれる!資料数そこそこあって、パネルや模型だけじゃなくて実物もあるの。一種も二種も三種も、マントとかも飾ってあってねえ、すごい。それに巡洋戦艦時代の金剛の断面図とか初めて見たー!内部構造あんな風になってんだ!これほんと……図録とかあったら確実に買ってた……。ええと、霧島もパネルにいました。 太平洋戦争辺りの時代のコーナーで大和の模型を見ていたら(ほんと大和様何処にでもいる)、声をかけられて、舵が前後についてるでしょ、っていうのを言われて。「はぁ……(ごめんなさい知ってます)」ってなってたんだけど、その後に!大和のカタパルトは後ろ向きに射出されるんだよ武蔵は前向きなんだよ、って教えてもらってウワアァァってなった。それは本当かい??あと大和の艦尾は若干直線的(おしりが平らになってる)だけど武蔵はなだらかとか?いやもうこれまさしく大和と武蔵の性格じゃないのかい……。 そして、資料室に霧島会が発行した『戦艦霧島』が!あった!!!慰霊碑建立の際に発行されたもののようで、それにまつわる色々と、乗り組んでいらした方達の回想録、といった内容でした。時間なくてぱらぱらとしか見れなかったので、やっぱり手許にほしいじっくり読みたい。市場に出回っていたらある程度の貢納は覚悟するのにそもそも出回っていない……。
あと、お土産屋さんで艦艇の手拭い買っちゃった❤ だって大体同型艦でまとめられているのになんと霧島がピンだったから❤ セイルタワー、今度改めて見学に来たいです。映像展示もちゃんと見るー!じっくり見ようと思ったら少なくとも半日は必要だなあ。一時間ちょっとじゃ無理だよ。
更に、セイルタワーの近くにあった「旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館」も見学。当初は予定になかったのですが、あの建物なんだろ、とことりさんが調べてくれて旧海軍関係の建物だとわかったので。
元は、佐世保鎮守府所属の艦艇が第一次大戦で連合国側に属して活躍したことを記念して大正十二年建てられたもの、とのことです。海軍の行事や合同葬に使われていたものが、戦後米軍に接収され、のちに佐世保市に返還され市民文化ホールになっています。中を見せてもらっていいですか、とスタッフの方にお尋ねしたところ、OKもらえたばかりか付き添いで説明までしていただいた!しかも裏側の控室まで見せてもらっちゃった……。 開戦後も昭和十七年六月頃までは南方で戦死された方のご遺体を集めて慰霊行事をしていた(今は舞台になっているところの幕の裏側が祭壇)、とのことなので、あれですかね、六月といえばミッドウェー以降追いつかなくなったってことですかね……。 現在の姿は米軍接収時に改装された状態で、海軍時代は普通のホールだったのが、ダンスホール・映画館として利用されたために舞台や映写機の設置スペースが付け足されています(あれっ何処かで聞いたような話……)。あのね、この目の覚めるようなブルーの内装はね、どう考えてもメリカさんのセンスだと思うの……。控室や二階の一部に、クリーム色の壁の部分が残っているので、本来は全体的にその色だったんでしょう。あと、壁とか付け足したりしてるとこも叩いてみたらわかりやすかったです。
さて、凱旋記念館を後にして夕暮れの佐世保の街を歩き、少しお土産を買ったりして、次のお目当ては入港ぜんざい!更に晩ごはんは海軍さんのビーフシチュー! このビーフシチュー、お値段が相場より安かったので「大丈夫かな……?」とことりさんと二人少しばかり不安がっていたのですが、お肉やわらかーくてすっごくおいしかった!因みにここのお店では「軍艦シュークリーム」(ちょうでかい。十人前)も出してるよ!要予約だよ!
で、当日中に長崎へ移動しないといけないので、高速バス乗り場に向かう、その前に、晩ごはんを食べたお店の近くにあったアニメイトに寄ることにしまして。ことりさんが、九州のご当地少年ヒーロー(?)「急襲戦隊ダンジジャー」というののグッズがあるんだよー、と。まだ19時くらいだったので、普通に入ってみたら、メイト閉店準備してた。えっ。 仕方なく昼にも寄った海辺の公園を散策して、定刻となったのでバスで一路長崎へ。長崎に着いたら、二軒目行ってお酒呑もう、って計画段階は話してたんだけど、一日で結構な距離を移動したのでそんな元気もなく、市電に乗ってまっすぐホテルに向かいました。路面電車可愛い!
そんなわけで一日目は無事終了です。波乱万丈(わたしだけ)の二日目に続くよ! | | |